支援学生の就職率や進路を正しく把握できているかは、本プログラムの今後の支援枠数配分や中間評価・事後評価に直結します。
そのため、支援学生には博士課程修了後10年間の追跡調査に協力することを義務としています。

追跡調査の対象は、
本プログラムから一時でも支援を受けた博士課程を修了した者(学位取得者・単位取得退学者・学位取得早期修了者を含む)、博士課程を中退した者です。

進路把握は博士人材データベース(JGRAD)を利用します。
指定した期限までに必ず登録し、以後も定期的に更新してください。

 JGRADとは 🔍

JGRAD(Japan Graduates Database)は、文部科学省が推進する博士人材向けのデータベース であり、博士後期課程の学生および博士号取得者のキャリア形成を支援するプラットフォーム です。

2025年3月時点で143大学がJGRADを活用し、博士課程のキャリア支援に取り組んでいます。

JGRADに登録するメリット 🎯

JGRADに登録すると、博士人材ならではの強みを活かし、多くのチャンスを得ることができます。
ここでは、JGRADに登録することで得られる具体的なメリットを紹介します。

博士人材向けのキャリア情報を受け取れる

一般の就職サイトにはなかなか掲載されない、博士人材を求める企業や研究機関の求人情報 を入手できます。
JGRADでは、アカデミアにとどまらず、産業界・行政・スタートアップなどの幅広いキャリアの選択肢を提供しています。
例えば、以下のような機関からの求人が掲載されています:

  • 企業の研究開発職(製薬・AI・データサイエンス・ロボティクスなど)
  • 政府機関・シンクタンク(政策立案、科学技術戦略など)
  • 大学・研究機関のポストドク・助教ポスト
  • スタートアップ・ベンチャー企業の研究者枠

企業や研究機関からスカウトを受けるチャンス!

JGRADでは、登録した博士人材のデータを基に、企業や研究機関が直接スカウトを送ることが可能 です。
これは、通常の求人サイトにはない大きなメリットです。
例えば、以下のような企業や機関からスカウトを受けることがあります:

  • 大手企業の研究開発職(博士採用枠)
  • 政府機関のリサーチフェロー
  • 産学連携プロジェクトの研究者

アカデミア以外の進路を考えている方にとっても、自分に合ったキャリアを見つける絶好の機会 となります。

博士人材同士のネットワークを形成できる

JGRADでは、博士課程の学生や修了者同士が情報交換できる機会 もあります。
他大学の博士課程の学生と交流することで、新たなコラボレーションやキャリアの選択肢が生まれる可能性があります。

例えば:

  • 異分野の博士同士での共同研究
  • 博士人材向けのキャリアセミナー・ネットワーキングイベント
  • 博士後期課程修了後の進路情報の共有

特に、博士課程のキャリア支援が手薄な大学の学生にとっては、他大学の博士人材とつながる貴重な場 となります。

修了後も長期的に活用できる

JGRADは博士課程修了後も、キャリア情報を更新し続けることができます。
例えば、博士号取得後に企業や研究機関に就職した場合でも、キャリアアップのための転職や、新たな共同研究の機会を得るために活用可能 です。

✔ 博士課程修了後10年以上活用できるデータベース!
✔ 転職やポストドクを考える際にも有益!

 📝 JGRADの登録方法(簡単3ステップ!)

JGRADへの登録は、たった3つのステップ で完了します。

 🚀 1. JGRADの公式サイトへアクセス

  🔗 JGRAD公式サイト

 ✍️ 2. プロフィール情報を入力

  • 基本情報(氏名、所属大学、研究分野)
  • 研究内容・スキル
  • 進路希望(アカデミア・企業・行政など)
  • 職務経験(インターン経験など)

支援終了後も使用いただくため、必ず個人のメールアドレスで登録してください。
大学のメールアドレス(isct.ac.jp、titech.ac.jp)は使用禁止です。

 📩 3. 定期的に情報を更新

– 研究成果やスキルを定期的に更新することで、企業や研究機関からのスカウト率がアップ!
「登録して終わり」ではなく、キャリアの変化に応じて情報をブラッシュアップ することが重要。

 ✅ JGRADに登録して、博士号を活かせるキャリアを築こう!

JGRADは、博士課程の学生・修了者にとって、キャリア形成の強力なサポートツール です。

✔ キャリアの選択肢を広げたい!
✔ 博士を求める企業とつながりたい!
✔ 研究以外のキャリア情報も知りたい!

JGRADに登録して、キャリアの可能性を広げましょう!

記事作成日: 2025年3月21日